本を手に取ったきっかけは、突然のLINEから
「母が認知症らしい」——そんな一通のLINEが兄から届いたことが、この本を読むきっかけでした。いろいろ検索してはみたけど何を検索すれば良いのかもわからない。いつも行く本屋で「介護系の本という手もあるか」と思って手に取ったのがきっかけです。
でも、すぐには買わずに図書館で予約をし、順番待ちをして借りて、貸出期間2週間では足りなくて、貸出延長も使った後に、これは手元に置いておく本だと思い購入しました。

「介護の始まり」に必要なことが、ちょうどよく詰まっている
本書の「はじめに」には、「認知症介護を始める前に読んでおくべき本を作りたかった」という一文があります。この一言が、とても響きました。
章立ても非常に実用的で、
- 第1章:親の様子がおかしいな?と思ったら
- 第2章:介護の始まり、まずは知っておきたいこと
と、「まさに今知りたいこと」にストレートに答えてくれます。内容は見開きで文章と図説がセットになっており、視覚的にも理解しやすい構成です。
必要なところだけ読む、という使い方
この本、親の死後のことまでカバーしているんですが、私はそこは今はパラパラ程度。必要になったらまた読み返せばいいかなと思ってます。
今必要なところ+少し先の部分を読み込んでいくという使い方ができます。
「同居ありき」ではない、介護の新しい視点
著者の工藤広伸さんは介護業界ではよく知られた方で、「同居して介護するのが当然」とされてきた通念に対し、「離れていてもできる介護」「子には子の人生がある」という視点をはっきりと示しています。
お金の章から感じた「信頼できる本」という印象
失礼を承知で言うと、私がFP2級をもっているのでお金に関する章を読んで「あ、ちゃんと書かれてる」と思いました。
お金にかかわることがきちんと書いてあるので、ほかの情報も信頼できると思ったのです。
ファンタジーではなく「知識」としての介護
本書にはイラストがありません。図説は豊富ですが、かわいらしさや感情への訴求は控えめ。だからこそ、介護を「美談」や「ファンタジー」として捉えず、現実に必要な知識を冷静に学べる構成になっています。これがとても好ましく感じました。
こんな人におすすめしたい
- 親の認知症が気になり始めたけど、まだ何もしていない
- 離れて暮らしていて、介護をどう進めたらいいか悩んでいる
- ネットで調べても情報が散らかっていて、全体像がつかめない
- 兄弟と今後のことを話し合いたいけど、共通の前提が欲しい
- 感情的な話ではなく、実用的な情報を知りたい
まとめ:ガイドブックのように何度も開く本
介護の始まりって、思っている以上に「情報」が大事なんだな、とこの本を読んで改めて感じました。
何からどう手をつけていいか分からないときに、この本はまさに“ガイドブック”として役立ちます。
感情に寄り添いすぎない分、冷静に「今、何ができるか・必要か」を考えられる。
親の変化が現実味を帯びてきた今、この本を読むことができて良かったと思います。
離れて暮らす子ども世代の1冊として、とても信頼できる内容でした。
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※この記事は、筆者個人の体験と気づきを記録したものです。
判断に迷う場合は、ご自身で抱え込まず、地域の包括支援センターやかかりつけ医など、公的な窓口・医療機関にご相談ください。
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