高齢親の医療・銀行の情報、どうする?|写真の活用・記録と共有

どうする高齢親

最初は実家に行ったとき、話を聞きながら書類を見せてもらっていました。
でも、たえまなく話しかけてくる親と、煩雑な書類…。
「これは後で絶対わからなくなる」という直感💧
すぐにスマホでぜんぶ撮ろう!と決めました。

結果、帰宅してから疑問点が浮かんだり、兄弟に相談する時など、
「撮っておいてよかった、ナイス自分!」と自画自賛することも。
それ以来、私は「とりあえず写真に撮っておく」ことにしています。

今回は、そんなふうに撮りためた実家の情報を、整理・活用している様子を紹介します。
どなたかの参考になればうれしいです。

写真に撮っておくと便利なものリスト

お薬手帳(表紙+処方内容)

親から「薬が合わない」とLINEがきて、「どの薬?」と確認するのに、お薬手帳の写真がとても役立ちました。
手元にあれば、次の通院時に医師へ的確に伝えるヒントにもなります。

撮るときのポイント:

  • 表紙だけでなく、処方内容が書かれたページも撮っておく
  • 表紙→中身の順で撮ると、あとで誰のお薬手帳かすぐにわかる

健康保険証(番号・記号)

いろいろな制度を検討するときに参考になるかと思って撮ったのですが、付き添いで先に病院に着いてしまったとき、病院のご厚意で写真で受付OKにしてくれたことがありました(※原本はあとで本人が持参、という前提です)。
番号や記号も手続きで必要になることが多い項目です。

撮るときのポイント:

  • 裏面にも情報がある場合があるので注意
  • 75歳で後期高齢者用の保険証に代わるので再撮影が必要

銀行の通帳(表紙+直近1年分の記帳ページ)

親世帯の家計把握のために、通帳はとても重要です。
「年金いくらもらってるの?」なんて聞きにくいことも確認できますし、手続きや代筆時にも便利です。
撮るときのポイント:

  • 表紙と記帳ページの両方を撮る(名義と口座番号が確認できる)
  • 記帳ページは、直近1年分くらいまで写す
     (年に1回の引き落としなど、見落としやすい情報もカバーできる)
  • 表紙→中身の順で撮ると、あとで誰の通帳かすぐにわかる

ちなみに私は最初、直近1ページしか撮っておらず、年1回引き落としのものなどが載っていなくて再撮影に💦

年金関係の通知書(振込額・支給日)

年金といっても国からのものだけでなく、企業年金や支援金など複数の支給元があることも。
それぞれの通知書には問い合わせ先や制度名が書かれているので、不明点が出たときの確認先としてもとても重要です。

撮るときのポイント:

  • いつの通知書か日付の部分が入るように撮る

保険の通知書(契約内容・金額)

年に1回届く「保険料控除証明書」や、契約内容が書かれたお知らせも重要な書類です。
税金の手続きや、保険の見直し、契約の確認のときにとても役に立ちます。

撮るときのポイント:

  • いつの通知書か日付の部分が入るように撮る

撮るときは真上から!そのほかの撮影時のポイント

ポイントは「拡大しても読めるか?」です!
“あとで使える”写真を撮りましょう。

書類机の上や床の上で真上から撮る

  • 文字がゆがみにくくて見やすく撮れます。

細かい字やQRコードがあるものは、全景とアップを両方撮る

  • 拡大した時に文字やQRコードがつぶれてしまうことがあります

1枚ずつ撮る

  • 複数まとめて撮ると、拡大して見たときに細部がつぶれたり、アルバム分けや使う時に不便です

撮った写真の保存・共有方法は?

LINEアルバムで兄弟と共有

「通帳・年金・保険・保険証」といった感じでアルバムに分けました。兄弟間の共有だけでなく、自分が必要な時もこのアルバムから見ています。
↓実際のLINEアルバムです。私はLINEアルバムを使っていますが、Googleフォトで共有も良いと思います!

書類の代筆や手続きの代行を頼まれた時などにも大活躍

写真を撮った時はゆくゆく代筆を頼まれることは考えていませんでしたが、実際に頼まれたとき、あの写真見れば書ける!と気がつき、とても便利でした。

たとえば、
「保険証の記号・番号」
「通帳の名義と口座番号」

は、わりと出番があります。

☕ちょこっと余談:印鑑、あります?私はなかった。

書類の代筆や手続きの代行をするとき、意外と親の印鑑が必要になることがあります
私は結婚してもう20年…旧姓の印鑑なんて当然持っていませんでした💦
幸い、親の苗字がよくあるものなので、100均の認印で間に合いましたが、めずらしい苗字の方は「印鑑を持っているか」も要チェックです!
なお、身分証と一緒に落としたらシャレにならないやつなので、持ち歩くときは、くれぐれも気をつけましょう💧

通帳の中身、どうやって見せてもらった?声かけ実例

1回目訪問時→「中は見ないから、いざという時のために口座番号だけ控えさせて」

この言い方で、親も「それなら…」と素直に応じてくれて、最初の一歩としてちょうど良かったと感じています。
また「本当に見ない」ことで、次に繋がる信頼感ができたのではと思います。

2回目訪問時→保険の引き落としの確認を理由にして中身を確認

このときは、すでに父の通帳を先に見せてもらっていたという流れがあったので、母の方はさらにハードルが下がっていたのかもしれません。

「家計管理」や「必要な確認作業」という枠にすることで、詮索ではないというのが伝わったのだと思います。

まとめ|「とりあえず撮る」が、あとで自分を助ける

  • 必要なときに見返せるだけで安心感がちがう。
  • LINEや共有アルバムで家族にもすぐ渡せる。
  • 撮ってあるだけで本当に助かる。

何かあったときの自分や家族のために、“とりあえず1枚”の習慣を。

↓画像のダウンロードやスクリーンショットで、ご家族間での共有などにお役立てください。
また【📋コピーする】でリストがテキストでコピーできます。

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※この記事は、筆者個人の体験と気づきを記録したものです。

判断に迷う場合は、ご自身で抱え込まず、地域の包括支援センターやかかりつけ医など、公的な窓口・医療機関にご相談ください。

下記は、認知症や高齢者支援についての基本的な情報がまとまった信頼できるサイトです。

「もしかして…?」と思ったときは、まずはここから確認してみるのもおすすめです。

🔹政府広報オンライン:知っておきたい認知症の基本

🔹厚生労働省:福祉・介護認知症施策

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